教えるよりも、信じて待つこと ― 子どもがのびのび育つ時間
先日、市内にあるフリースクール「ここのね」さんの舞台公演を観させていただきました。
脚本、演出、振付、衣装、大道具、そしてオリジナル曲の作詞作曲まで――
そのほとんどを、子どもたち自身がつくり上げた舞台。
ただ「上手だった」「すごかった」という言葉では足りないほど、
子どもたち一人ひとりの存在が、舞台の上でしっかりと輝いていました。
観ていて感じたこと
「教える」よりも先に、「信じて待つ」こと
大人が前に立って細かく指示を出すのではなく、
子どもたちの力を信じ、待つ。
その姿勢があったからこそ、
子どもたちは自分で考え、仲間と話し合い、
失敗しながらも一つの形をつくり上げていけたのだと感じました。
ヨガと同じ「待つ時間」
この姿は、ヨガにもとてもよく似ています。
ヨガのポーズをとるとき、
すぐに答えを出そうとはしません。
ポーズを保ちながら、
「今、体はどう感じているか」
「無理をしていないか」
「本当はどうしたいのか」
その感覚を、静かに待ちます。
待つ時間の中でこそ、
他人の目ではなく、
自分自身の感覚に気づく力が育っていきます。
子どもは、大人の関わり方で変わる
子どもたちは、
「こうしなさい」と言われるよりも、
・見守られている
・信じてもらっている
・失敗しても大丈夫だと思える
そんな環境の中で、のびのびと力を発揮します。
私が伝えている子ども向けのヨガは、
単なる体操やポーズの練習ではありません。
自分の体や心を感じること
自分のペースを大切にすること
安心して表現できる時間を持つこと
それは、
子どもが「自分でいていい」と思える土台を育てる時間だと考えています。
教育の場だからこそ、ヨガができること
子ども向け・親子向けのヨガや、
教育・子育ての現場でのヨガクラスについては、
こちらのページにまとめています。
