寒稽古という時間が、心に残る記憶になりますように
続いてきた寒稽古という時間
毎年この時期に行われる、空手教室の寒稽古。
今年も、神社の境内で行われました。
この寒稽古は、
先代である義父の代から続いているものだと聞いています。
時代は変わり、
子どもを取り巻く環境や考え方も大きく変わりました。
それでも、こうして続いている時間があることに、
私は静かな意味を感じています。
今年は私自身はその場に立ち会うことはできませんでしたが、
後から聞いた話や写真を通して、その時間を思い描いていました。
寒さの中に立つ、子どもたちの姿
寒稽古といえば、
男子は上半身裸になり、女子は道着のまま行います。
正直、大変だったと思います。
寒い中で、逃げたくなる気持ちがあっても不思議ではありません。
それでも参加した、
その「姿勢」そのものが、私はとても素晴らしいと感じました。

心配する声が増えた時代だからこそ
今の時代、
「風邪をひいたらどうするの?」
「そこまでしなくてもいいのでは?」
そんな声が聞こえてくることも、一般的には少なくありません。
もちろん、寒稽古は無理をさせることが目的ではありません。
それでも、
一生懸命に走る姿や、頑張る姿を見ると、
それが自分の子どもでなくても、
胸があたたかくなる瞬間があります。
集まって、食べて、笑う時間
寒稽古のあとは、
みんなでおみくじを引き、
道場に戻ってお雑煮を囲んだそうです。
保護者も一緒に、
同じ空間で、同じものを食べて、言葉を交わす。
今では、
こうして自然に集まり、時間を共有する機会そのものが
とても貴重になってきました。

いつか思い出になる時間
きっと今は、
「寒かった」「きつかった」「でも楽しかった」
そんな感覚かもしれません。
けれど大人になったとき、
ふとした瞬間に
「あの頃、頑張ってたな」と思い出す日が来る気がします。
神社という場所で、できること
神社ヨガでも、
こどもたちと関わる場面でも、
私が大切にしたいのは同じです。
何かを教え込む場所ではなく、
結果を求める場所でもなく、
ただ安心して、気軽につながれる場所。
こうした時間を、
陰ながら支え、つくっていけたらと思っています。

