子育て支援センターで行った防災ヨガ®︎|親子で学ぶ、災害時の備えと心身のセルフケア

防災ヨガ講座を実施しました

防災ヨガクラス


2025年10月14日、
緒方子育て支援センター「ちゅうりっぷ」さんの
ファミリー支援講座の一環として、防災ヨガ®︎を実施しました。

本講座は、
小さなお子さまのいる親子を対象に、
災害時に命を守る行動と、避難後の心身のケアについて、
体験を通して学ぶこと
を目的としたものです。

限られた時間ではありましたが、
参加者の皆さんが集中して取り組んでくださり、
防災とヨガの考え方が、実体験として伝わる時間となりました。

なお、防災ヨガの内容は、
対象者や場に応じて、大人向け・子ども向けなど柔軟に調整しています。

講座の主な内容(親子向けプログラム例)

今回の防災ヨガでは、
親子で「知る・動く・感じる」ことを大切にしながら、
以下の内容を組み立てました。

  • 親子で考える、災害時の備蓄品(乳幼児家庭向け)
  • 哺乳瓶がない場合のミルクの与え方
  • 緊急時の抱っこの仕方・子どもの守り方
  • 遊びの中で身を守るポーズを身につける方法
  • パラバルーンを使った津波体験
  • 避難所でも行える簡単なセルフケア
  • 災害後に見られる子どもの変化と、その関わり方

行政資料を活用した、家庭でも続けられる防災の工夫

本講座では、豊後大野市が発行している
「こども家庭センターきらきら」の子育てガイドブックに掲載されている
乳幼児家庭向けの防災グッズ一覧のページを活用しました。

このページは、市のホームページからPDFでダウンロードでき、
家庭でも見返しやすい内容となっています。

当日は、このページを印刷して参加者にお渡しし、
掲載内容に沿って、実際の災害時を想定しながら
必要な備えや工夫について補足説明を行いました。

保育士の先生からも
「このページは知らなかった」
という声があり、行政資料を“知る”だけでなく
“使える形で伝える”ことの大切さを改めて感じました。

※使用したガイドブックは、
豊後大野市公式ホームページより
PDFで閲覧・ダウンロードが可能です。
必要な方は、日常の備えや見直しにご活用ください。
▶︎「豊後大野市子育てガイドブック」(公式PDF)54~55ページ

災害後にこそ必要な「心と体のセルフケア」

防災ヨガクラス
防災ヨガクラス


防災ヨガは、親子向けのプログラムだけでなく、
大人や高齢者にとっても、避難生活中の心身の負担を軽減し、
災害関連死の予防につながるセルフケアとしての側面を持っています。

実技では、呼吸に合わせて体をゆるめる
セルフケアのヨガを行いました。

災害時や避難生活では、
知らず知らずのうちに体に力が入り、
恐怖や不安が心身に残りやすくなります。

呼吸とともに体を動かすことで、
一時的に緊張から離れ、
心と体が落ち着く感覚を体験していただきました。

災害時・避難後において、
自分自身の心身を整える力は、
次の行動につながる大切な備えのひとつ
です。

今回セルフケアの動画を作成したのは、
講師がいなくても、家庭や避難先で
自分自身や周囲の人をケアできるようにするためです。

防災は、一度きりの講座で終わるものではなく、
日常の中で繰り返し活かせることが大切だと考えています。

▶︎セルフケア方法の動画を視聴(YouTube)

防災を「特別なもの」にしないために

防災は、本来「特別なときのための行動」ではなく、
日常の中で身につけておくことが大切だと考えています。

防災ヨガでは、
恐怖を強調したり、不安をあおるような伝え方は行いません。

ヨガの動きや、親子のふれあいを通して、
身を守る行動を日常の延長として体に覚えていくことを大切にしています。

たとえば、
・地震のときはダンゴムシのポーズで体を守る
・煙を吸わないように、ひよこの姿勢で避難する

こうした行動を、
遊びや日常の関わりの中で自然に身につけていくことで、
いざというときに無理なく行動できる力につながります。

日常の中でできる「命を守る遊び」

防災ヨガクラス


こちらは、首や頭を守る
「ダンゴムシのポーズ」です。

壁際に置いているカラフルなものは、
防災絵本や紙芝居です。

豊後大野市図書館にも、
子ども向けの防災絵本や紙芝居が多く揃っています。

防災というと、
「何をすればいいかわからない」と感じがちですが、

  • 防災の絵本を親子で読む
  • 遊びの中で身を守る動きを取り入れる
  • 日頃から靴を揃える、持ち物を意識する

など、
日常の中の小さな積み重ねが、防災につながります。

講座後には、
紹介した絵本を実際に借りて帰られたご家庭もあり、
「すぐにできることから始める」きっかけになれば嬉しく思います。

参加者のご感想 (一部抜粋)

  • 防災とヨガの接点が、参加するまで分かりませんでしたが、体験してつながりを感じました。
  • 避難するだけでなく、避難した後も大切だと改めて思いました。
  • 遊びの中で災害時の動きを取り入れられることが分かり、実践しやすいと感じました。
  • 子どもと触れ合いながら、もしもの時に行動できる力を身につけられる内容でした。
  • 災害時は親も子も緊張すると思うので、体を動かして整える方法を知れて良かったです。

防災ヨガについては、
親子向け・大人向け・地域向けなど、
対象や場に応じた考え方や構成をまとめたページも作成しています。

▶︎ 防災ヨガ®︎について詳しくはこちら


本講座の実施にあたり、
ご参加いただいた皆さま、
ならびに会場提供・運営にご協力いただいた
子育て支援センター職員の皆さま、公民館関係者の皆さまに
心より感謝申し上げます。