認知症家族の会で椅子ヨガを担当させていただきました
6月19日に、「ひなたぼっこ」で開催された認知症家族の会で、椅子ヨガを担当させていただきました。
この会は、認知症のご家族を介護されている方や、介護を経験された方、スタッフの皆さんが集まり、気持ちを共有したり、ほっとできる時間を過ごしたり、認知症について学んだりする場です。
今回は10名以上の皆さんと一緒に、30分間の椅子ヨガを行いました。

心と身体をゆるめる30分
今回のヨガでは、
・呼吸を感じながら、自分の身体に意識を向けること
・全身をゆっくりと動かし、リラックスすること
を大切にしました。
参加者の皆さんのお話を伺うと、腰痛や肩まわりの不調を抱えている方が多くいらっしゃいました。
そのため、肩や首をゆるめたり、腰まわりをやさしく動かしたりするポーズも取り入れながら進めました。
ヨガの後には、
「体があたたまった。」
「筋肉をほぐせて良い時間になった。」
という感想もいただきました。

お話を伺って感じたこと
ヨガの後は、皆さんと一緒にお話をする時間もいただきました。
介護の大変さ、自分の時間が取れないこと、身体的・精神的な負担の大きさ…。
お話の中で涙ぐみ、言葉に詰まる方もいらっしゃいました。
当事者の皆さんのお話を伺うことで、私自身も
「もし家族が認知症と診断され、介護が必要になったら、自分はどうするだろう。」
と、自分ごととして考えるきっかけになりました。
私の祖父母も認知症を患い、高速道路を歩いているところを保護されたことがありました。
当時の家族の戸惑いや不安を思い出し、介護はご本人だけでなく、ご家族の生活や心にも大きな影響を与えるものなのだと改めて感じました。
支え合える場所があるということ
今回、一番印象に残ったのは、この会そのものが参加者の皆さんにとって大切な居場所になっていることでした。
認知症の介護は、経験した方にしか分からない苦労があります。
だからこそ、この場所に集まり、お互いの話を聞き、気持ちを共有し、「また会えたね」と顔を合わせること自体が、大きな支えになっているように感じました。
それぞれが様々な想いを抱えながらも、励まし合い、時には涙を流し、そして最後には笑顔で笑い合う。
その温かい雰囲気に、私自身もたくさんのことを学ばせていただきました。
ヨガだからできること
ヨガで介護の悩みを解決することはできません。
でも、呼吸をして、身体をゆるめて、自分自身を少しだけ大切にする時間をつくることはできるかもしれません。
終わった後には、「腰が痛いんだけど、どうしたらいい?」と声をかけてくださる方もいらっしゃいました。
身体のことを気軽に相談していただけたことも、とてもうれしく思いました。
私も微力ながら、この30分が皆さんにとって少しでも心と身体を休める時間になっていたら幸いです。
これからも、地域の皆さんの健康づくりのお手伝いができるよう、一つひとつの出会いを大切に活動していきたいと思います。

