足裏で姿勢は変わる?ヨガで感じる「重心」の話
前回は、
ヨガの基本姿勢
「山のポーズ(ターダーサナ)」
についてご紹介しました。
▶︎ 良い姿勢って何?|山のポーズ(ターダーサナ)」はこちら
今回は、
その土台となる
“足裏”
について。
実は足は、姿勢や歩き方、
疲れやすさにも深く関わっています。
足には、たくさんの骨が集まっている

人の体には、約206個の骨があります。
そのうち、
およそ4分の1が足に集まっています。
片足28個もの骨が
立体的に組み合わさり、
立つ・歩く・バランスを取る
といった動きを支えています。
足はとても繊細で大切な土台なのです。
足裏のアーチは「クッション」
足裏には、「土踏まず」と呼ばれるアーチがあります。
このアーチは、
衝撃を吸収したり
体を支えたりする
クッションのような役割があります。
これが崩れると、
足の疲れや、外反母趾、
膝や腰への負担にもつながります。
地面が変わると、足の使い方も変わる

例えば、
コンクリート、砂浜、あぜ道など、
地面によって足の使い方は自然と変わります。
その違いに対応してくれるのが、
足裏の感覚(センサー)や足首の柔軟性です。
現代は、硬い靴や舗装された道が多く、
足裏の感覚を使う機会が減りやすい環境です。
だからこそ、裸足になる時間や、
足指・足首を動かすことも大切になります。
足裏を感じる、おすすめのヨガ
椅子を使った前屈(軽減ウッターナーサナ)
① まずは
ターダーサナで静かに立ち
足裏の感覚を感じてみましょう。
② その後
椅子に手を添えながら
膝を軽くゆるめて前屈します。
膝が伸ばせそうな方は、
少しずつ伸ばしてもOKです。
③ その姿勢のまま、
体を小さく前後・左右に動かしてみましょう。

すると
前側・かかと・内側・外側など
足裏のどこに体重が乗りやすいか
感じやすくなります。
ポイントは
「深く倒れること」
ではなく、
“足裏を使いながら、
股関節から折りたたむ感覚” です。
お尻を少し後ろへ引きながら、
かかとの方へ
やさしく体重を乗せてみましょう。
(後方重心)
次に、
つま先側にも体重を乗せてみます。
(前方重心)
かかとに重心が乗ったときよりも、
つま先に乗せた方が
前屈が自然と深まりやすくなる感覚が、
あるかもしれません。
膝は無理に伸ばさず、
「どこに体重が乗ると動きやすいか」
を感じてみましょう。
④ 最後に、息を吸いながら
ゆっくり体を起こして、
もう一度ターダーサナへ。
前よりも、足裏が広く感じたり、
立ちやすく感じるかもしれません。
親指の付け根、使えていますか?
日本人に多い
外側重心の傾向がある方は、
親指の付け根(母趾球)の下に
薄いタオルなどを入れて行うと、
内側にも意識を向けやすくなります。

「どこに体重が乗りにくいか」
に気づくことも、
大切な感覚のひとつです。
足元が変わると、全身も変わる
足は、体を支える土台です。
どこに重心が乗っているか。
それだけでも
姿勢や呼吸、動きやすさは
少しずつ変わっていきます。
まずは日常の中で
「今、足裏はどう感じるかな?」
と、小さく意識を向けてみましょう。
次回予告|膝を伸ばしすぎていませんか?
次回は、
「膝の使い方」について。
“伸ばす”と
“突っ張る”
の違いや、
力みすぎない立ち方について
やさしく見ていきます。
