感じる、聴く、触れる、動く、休む。|にこにこ親子ヨガで大切にしていること

にこにこ親子ヨガで大切にしていること

子どもと一緒にヨガをする時間。

「子どもがヨガのポーズをする」と聞くと、大人のヨガを小さな子ども向けにしたものをイメージされるかもしれません。

私が子どもヨーガで大切にしているのは、ポーズを上手にできることだけではありません。

感じること。
聴くこと。
触れること。
身体を動かすこと。
そして、心地よく休むこと。

遊びや真似っこを入り口に、子どもたちが自分の身体や周りの世界を感じる時間をつくること。

今回は、地域の児童館で「にこにこ親子ヨガ」を行いました。

小さな子どもたちと、ヨガをす

これまで、子育て支援の場などで親子ヨガを行ってきましたが、0〜3歳くらいの小さなお子さんと一緒に、子どもヨーガをする機会は、まだそれほど多くありません。

今回の「にこにこ親子ヨガ」は、私自身にとっても、実際の子どもたちと一緒に過ごしながら学ぶ貴重な機会になりました。

参加してくださったのは、10か月〜1歳8か月くらいのお子さんと保護者の方、4組の親子です。

9月は「お月さまと遊ぼう」

三日月のポーズのカード

9月のテーマは、「お月さまと遊ぼう」

季節の変化や身近な自然を、子どもたちとの遊びの中に取り入れたいと思い、お月さまを題材にしました。

両手を大きく広げて、大きなお月さま。

身体を横に倒して、三日月。

身体を小さく丸めて、新月。

月の形を真似しながら、身体を大きく伸ばしたり、小さくなったりして遊びました。

「このポーズをきれいにやってみよう」というのではなく、お月さまをイメージしながら、全身を使って自由に表現することを楽しみます。

歌やふれあい遊びを取り入れたり、鉄琴やベルなどの楽器の音を聴いたり。

遊びながら自然に身体を動かすことが、そのままヨガの動きにつながっていきます。

子どもたちが、じっとこちらを見てくれたこと

使用した道具や楽器

実際に始めてみて、私自身が印象に残ったのは、子どもたちが思っていた以上に、じっとこちらに集中して見てくれたことでした。

私が動くと、その動きを目で追ったり、楽器の音がすると耳を澄ませたり。

まだ自分でポーズをすることが難しい月齢でも、子どもたちはその時間の中で、いろいろなことを感じ取っているのだと思いました。

普段の生活では「見る」ことを使う場面が多いからこそ、子どもヨーガでは、音を聴く、触れて感じる、呼吸を感じる、身体を動かして感じるといった、さまざまな感覚にも意識を向けていきます。

そして、ポーズができたかどうかではなく、その過程を大切にする。

それが、子どもヨーガで大切にしていることの一つです。

最後は「夢見のポーズ」で休む

今回、特に大切にしたかったのが、最後の休息の時間です。

子どもたちには好きな色のスカーフを選んでもらい、興味を持ちながら安心して休めるようにしました。

スカーフに包まれるようにして、ゆっくり横になる「夢見のポーズ」。

そして最後に「いのちさん」の歌を歌いました。

歌の中で伝えるのは、

「ありがとう」
「かわいいね」
「大好きだよ」
「愛してるよ」

という4つの言葉。

思っていても、普段あらためて言葉にして伝えることは、意外と少ないかもしれません。

私自身、息子たちにこの歌を歌うと、とても安心したようにリラックスしてくれます。

今回も、親子で見つめ合いながら、優しく声をかけてもらったり、身体を撫でてもらったりする中で、子どもたちの表情が穏やかになっていく様子が印象に残りました。

その後、見守ってくださった先生からも、

「子どもたちと一緒に横になっている時の、お母さんたちの表情が穏やかに満たされているように見えた」

と言っていただきました。

この時間は、身体を休めるだけでなく、親子がお互いの存在を感じながら、ゆっくりと親しみを深める時間になっていたのではないかと感じています。

参加された方、先生方からいただいた言葉

終了後、保護者の方からは、

「楽しかったです」
「気持ちよかったです」

という言葉をいただきました。

また、先生方からも、

「親子で一緒にできるものだった」
「普段聞かない楽器の音が、子どもたちには新鮮だったようです」
「呼吸が大事なんですね」
「ゆっくりした動きだったけれど、身体が伸びてリフレッシュできました」

という感想をいただきました。

実際に体験していただいたことで、親子ヨガがどんな時間なのか、先生方にも感じていただけたのかなと思います。

「できた・できない」ではなく、その過程を大切に

子どもは、同じ年齢でも発達や興味、その日の気分など、一人ひとり違います。

だからこそ、子どもヨガでは、
「できた・できない」を評価するのではなく、そのすべての過程を認めてあげること。

そして、身体を動かしたり、呼吸したり、休んだりする中で、自分自身の感覚に意識を向けていくことを大切にしています。

大人も子どもも、つい「上手にできたね」「きれいにできたね」と、できばえを評価する言葉をかけることがあります。

私自身も「上手だね」と言ってしまうことはありますが、できるだけ、

「どんな感じがするかな?」

という言葉を使うようにしています。

「どんなものかイメージしてみよう」
「のびのびと動こう」
「素敵だね」

そんな声かけを通して、正解を探すのではなく、自分がどう感じているのかに意識を向けてもらう

それは、自分の身体や心の感覚に戻り、自分自身を大切にすることにもつながっていくと考えています。

こどもヨガだからこそ、遊びの中で

こどもヨガでは、遊びや真似っこを入り口にして、自然に身体を動かします。

お月さまになってみたり、動物の真似をしたり、音を聴いたり。

「やってみたい」という気持ちから身体を動かすうちに、自然とヨガの動きにつながっていきます。

そして、動いたあとはしっかり休む。

楽しく身体を動かすことと、自分の身体や心の状態に気づいて休むこと。

その両方を大切にしているのが、私が考えるこどもヨガです。

ありがとうございました

今回、親子ヨガという機会をつくってくださり、会場の準備や親子が安心して参加できる環境を整えてくださった先生方にも、心から感謝しています。

私自身も、子どもたちと実際に過ごす中で多くのことを学ばせていただきました。

ありがたいことに、「にこにこ親子ヨガ」は、11月にも再び行うことになりました。

次はどんな子どもたちと、どんな時間を過ごせるのか、私自身も楽しみにしています

親子ヨガについて

今回の「にこにこ親子ヨガ」について、詳しくはこちら。
▶︎ 親子ヨガ|ふれあいの中で、親も子も力を抜ける時間

子どもヨガで大切にしていることはこちら。
▶︎ こどものためのヨガ|安心して『自分でいていい』と感じる時間

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